流産と基礎体温の関係

■流産と基礎体温の関係

流産すると、それまで生理前のように高温期の状態を保っていた基礎体温は下がり、低温期に入ります。

これは、受精卵の組織のみから分泌される(=排卵だけではダメで、着床・妊娠しなければ分泌されない)「hCGホルモン」が分泌されなくなるために高温期を構成する卵巣の黄体機能が体内で保持できなくなることで、高温期が唐突に終わってしまうから、といわれています。

ただ、人によって基礎体温の平均は違います。毎日体温計がはじき出す基礎体温の数値に一喜一憂するのもかなり心理的な負担はかかりますし、それで体を壊してしまっては元も子もありません。がくっと体温が下がっても流産ではないこともありますので、パニックにならずに落ち着いていきましょう。


■基礎体温が下がらない流産

流産の手術をすると基礎体温はその日のうちから下がり始めますが、胎児が育たず母体の中で亡くなってしまう「稽留(けいりゅう)流産」という症状の場合は、基礎体温が下がらずそのまま高温期が維持されてしまうこともあります。

これは、胎児にくっついていた毛や、胎児をくるんでいた胎嚢などの組織から残っているhCGホルモンが分泌されるため、といわれています。
この原因には「運動不足(適度な運動も必要なんですよ)」「冷え」なども挙げられますが、もっとも問題になりやすいのが「ストレス」です。特に妊娠の初期の初期の頃はナーバスになるお母さんも少なくないため、それが大きなストレスになり、それが原因で血行不良になり流産...ということもあるのだそうです。

安静にしたい、という気持ちもあるかもしれませんが、体を温めつつも程よく散歩などをするのも、元気に赤ちゃんをお腹の中で育てるためには必要なんですよ。


■流産後の基礎体温周期

流産後というのは、着床してからhCGホルモンが出るようにホルモンバランスも以前とは大きく違っている上、「私がしっかりしていれば...」自責の念を抱え込むなど心理的に落ち込む方も少なくないため、基礎体温を測っても平均的にはならずガタガタになる、ということは少なくありません。そんなときに無理に基礎体温を測ってグラフを作っても色々とつらくなってくるかもしれないので、そういったときは体温計で計測するのもグラフを見るのもすこし休憩して、落ち着いたらまた再開してもいいと思います。

流産後すぐに生理が来るという人もいれば、しばらくは来ないという人もいますが、いつまで経っても周期が安定しない(排卵や生理前のような高温期がなく低温期一層のみなど)という方は、早めに婦人科に相談するようにしてくださいね。

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