人工受精と基礎体温の関係

■人工授精とは

人工授精とは、よく不妊治療のニュースなどででイメージ画像として出てくる「顕微鏡受精」とは違い、排卵日前後(当日が理想)のタイミングの女性の体内に採取しておいた男性の精液を人工的に注入し受精・着床させるという方法のものです。
かかる料金も5000?30000円(これは自由診療のため料金は病院によって異なります)と、体外受精に比べ比較的安価ですし、比較的(体への負担という意味で)ローリスクですので、不妊治療を行っている方はまずこの人工授精から始めるという方がほとんどです。

こういった人工授精を行う方は、大前提として「卵子があるのか」「そしてその卵子が排出される"排卵日"はいつなのか」という情報を先に知る必要があります。
そのために必要なデータが「基礎体温」。そのためにも、産婦人科では基礎体温をあらかじめ測っておくように、とほぼ100%の病院が指示しています。


■人工授精と基礎体温

人工授精をする際に非常に重要なデータになってくるのが基礎体温です。
人工授精では卵子が受精し、着床しやすいタイミングで体内に精子を入れるようにするのですが「基礎体温で排卵日がわかればいい」という訳ではありません。

それはどういうことかというと、基礎体温をはかることで、体内に卵子があるのか否かというのも、産婦人科では判断しなければいけないのです。
排卵が行われていないならばその問題点を突き止め、改善が行われるように治療を行わなければいけないからですね。
(時には問題点を解決する為にリスクのある排卵誘発剤などを使用する場合もあります)

そういった「無排卵」の疑いが出てくるのは、基礎体温のグラフを見て「高温期と低温期で基礎体温の変化が乏しく、わずかしか体温が変化しない」という症状が出ている方です。
重度の冷え性の人もこの症状が出ることがあるそうですよ。


■人工授精の成功確率

人工授精は、大体4回ぐらいまでで7割近くの方が妊娠するという確率だそうですが、何度か施術を続けるとガクンとその確率が下がるのだそうです。
それは女性の体内に「抗精子抗体」ができてしまうから、といわれています(人によってはできないという方もいるそうです)。
これは実際に検査を行わなければわかりません。

この抗体が見つかると、基礎体温を測りいかにタイミングを合わせて人工授精を行っても成功するということはほぼなくなるため、体外受精に移行することになります。
ですが、こういった体外受精の方法をとる場合も排卵日あたりにまた卵子を体内から取り出さなければいけないので、基礎体温を測ることは重要になってくるんですよ。

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